怨み節
リリース:1971年12月1日
作詞 伊藤俊也
作曲 菊池俊輔
歌手:梶芽衣子
怨み節
花よ綺麗と おだてられ
咲いて見せればすぐ散らされる
馬鹿なバカな馬鹿な女の怨み節
運命哀しとあきらめて
泣きをみせればまた泣かされる
女 おんな 女なみだの怨み節
憎い口惜しい許せない
消すに消さない忘れられない
尽きぬつきぬ尽きぬ女の怨み節
夢よ未練と嗤(わら)われて
覚めてみせますまだ覚めきれぬ
女 おんな女ごころの怨み節
真赤なバラにゃ トゲがある
刺したかないが 刺さずにゃおかぬ
燃えるもえる燃える女の怨み節
死んで花実が咲くじゃなし
怨み一筋生きて行く
女おんな女いのちの怨み節
女囚さそり 701号怨み節(プレビュー) - YouTube
1971年 出来事
三島由紀夫の本葬が行われる。(1970年11月25日死去)
アポロ14号が月に着陸
バングラディシュ建国
仮面ライダー放映開始
イタイイタイ病原告勝訴
マクドナルド第1号店オープン
自衛隊戦闘機と旅客機が衝突乗客162人全員死亡
マジックリン発売
NHK総合テレビ 全放送のカラーテレビ化開始
第3次印パ戦争
昭和だから売れたのか
いま、この曲がリリースして、果たして売れるのだろうか?といつも思う。
こんな暗い内容の歌詞、平成に入ってニューリリースです、と
ラジオから流れてきた記憶がない。
平成のヒットソングは、個人的な愛だの、またソーシャル的な愛だのを
連発として「聞いてよかったね~、共感するわ~」を目的とした
曲ばかりが目立つ。
たとえ発売となってもマイナーレーベルからだと思う。
昭和にリリースされた曲には「売れる曲」のなにかが今とちがう。
作っているほうが面白い!というのがまずあって、世間がその波に
のせられるといった感じがするものが多い。
ピンクレディーにしても「こんな踊りは売れんやろ~」という踊りが
入ってもあんなに売れている。
いまでいう、AKBやらがそんな感じになるのだけれど、
この「怨み節」のような悲壮感はない。
AKBなど今売れている曲は「HAPPY」になれることが目的とある。
ほんとに求められているのはこういう曲ではないだろうか?
しかし、高齢者のひきこもりやら鬱病の増加といった社会的な問題は
マイナスの感情のはけ口や共感をする場所や人がないといった問題から
起こっているのではないだろうか。
かといって、このような曲をマイナスの感情のはけ口目的で作られてしまうのも
違う方向に動く。
自然にこのような曲が出てきてだれもクレームをつけずに
ありだよね~と受け入れる社会に自然的発生をするのは何が必要か
考えるところがある。