ふるさとはない 今歩く道だけ そう歩かないと前にいけない 「さすらい」
リリース 1975年
作詞・作曲:山崎ハコ
ふるさとはない 今 歩く道だけ
気に入った町が新しい私のふるさと
いつの間にか色あせ うすれてしまった
恋しかったはずのあの山を
私の肌につきささる あの霧の白さが恐かった。
愛する人はない今一人さすらいの中
夕陽に唄えば赤い歌声それがそれがなぐさめ
見知らぬ町で出逢ったやさしい人でも
心を見せられない今の私なのさ
わかりあえないものならば他人でいよう みんな
遠い明日は見たくない振り向きたくない
今の私が生きている他に何もない
たった一人のものだから
どんな明日も恐くない
どんな明日も恐くない
山崎ハコの唄を知ったのはつい最近でネットをだらだらとみていたら「呪い」という歌があるのを知った。
「呪いって?!」そのネーミングにびっくりし聞いてみたが当時は暗い歌を聞く余裕も心境でもなかったのですぐ消した。
つい最近ラジオからこの「さすらい」が流れてきた。
なんともいえないけだるいジャジーな雰囲気。なんかさすらってるなー、そう思った。
ちょっと大人になったのか山崎ハコの唄を聞ける余裕が生まれていた。
こんなけだるい音楽を受け入れる社会が今はないように思う。