書籍「踊る昭和歌謡」に出てくる昭和歌謡たち 第1章 ダンスホールとジャズの戦前戦後編
みんなで楽しく踊りましょう♪
いま、この本を読んでいます。
踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽 (NHK出版新書 454)
- 作者: 輪島裕介
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: 新書
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どなたかがブログで書いてましたがその記事を読んでいないのでどんな内容なのかなーと買ってみました。いつもは図書館で済ます私ですが。
さて、気になるのはどんな曲を紹介されているのかということです。
ざっくり読みましたが、押さえどころは紹介されていますね。
その紹介している曲を取り上げてみたいと思います。
どんな曲が紹介されているのか?さあ、いってみよー!!
★アラビアの唄 二村定一 1927年(昭和2年)
日本で初めてヒットした和製ジャズの唄。
1943年には敵国の音楽であるということでジャズ音楽の演奏が禁止になったようですが、それまではジャズのリズムに合わせてダンスホールで踊るモボモガたちがいたんでしょうかね。
★ダイナ ディック・ミネ 1934年(昭和9年)
最初のトランペットの音がいいですね~。
こんなリズムが流れたらそりゃ、踊りたいですわ。
裏面はタンゴだそうで。
黒い瞳(ディック・ミネ)DARK EYES - YouTube
ああ、本の一章で紹介されていて全然前に進めません。
気になる音楽いっぱい。
私ごとですが、趣味でJAZZVOCALを習ってるんですけど目的が昭和歌謡を気持ちよく歌いたかったから。
昭和のジャズカバーされた歌って和洋折衷されててもうアメリカのジャズじゃない。それがよかった。
でもアメリカのジャズ習ったらなんか違うと思ってしまった。
大衆性がないところかなー。
この本でも触れていますが、音楽ってのは楽しい音を出すものではない。
最初は軍事目的があった。大衆を統一させる目的。でもそれがだんだん「みんなで楽しもうぜー」と踊れる音楽になった。踊れる音楽が大衆音楽。それと対となるものが芸術音楽。芸術音楽にはみんなと一緒にという感覚がない。人の心にどのように感動させることができるか。
そういうことが書いてあるのだけど、それを読んで私は大衆音楽をしたかったのかなーと思った。みんなと一緒に踊れて楽しむ音楽。
あ、それてしまいました。
さてさて続いては・・・。
★東京音頭 勝太郎 1933年(昭和八年)
小唄勝太郎(Katsutaro);東京音頭(Tokyo Ondo) - YouTube
これは今ではどこの盆踊りでも流れてくるのではないでしょうか?
結構年輩の方、だれでも踊れる。
これらが戦前のダンスミュージック。
これからは戦後のダンスミュージック。
★ジャングルブギー 笠木シズ子 1948年 (昭和23年)
この笠置シズ子の歌声を聴いたとき、なんじゃこりゃ~と思った。
なんと明るい。なんと悩みを吹き飛ばしてくれる歌声。
こんな歌声を聴くと悩んでいても仕方ないなーと思ってしまうわな。
そりゃ、戦後売れるわな。
黒沢映画で歌われていたなんて知らなかったなー。
まとめ
私の所感なんだけど、戦前のジャズリズムの昭和歌謡は、まあ品よく踊りましょう的なリズムでモボモガたちを虜にしていたと思うのだけど戦後のジャズリズム昭和歌謡は一気にアッパー的なものでいままで我慢していたものを全部出しちゃいなさい!みたいなノリがある。
そりゃ、おかみからジャズ禁止が出てお国のために戦おう!な行進曲的音楽ばかりを流されていたらはじけ踊りたい欲求は高まるだろうなあと思う。
音楽を使って国は上手に慰安していたのかな?国民を。すべてを。
大衆音楽はそんな役目があるんですね。誰かの為ではなくみんなのために。
今回は第1章まで。
コツコツと載せていきます。