書籍「踊る昭和歌謡」に出てくる昭和歌謡たち 第2章 ニッポン「ラテン音楽」事始め
夏にはマンボ!
前回から踊る昭和歌謡に出てくる曲をたどっています。
shouwakayoudeku.hatenablog.com
踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽 (NHK出版新書 454)
- 作者: 輪島裕介
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: 新書
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私が昭和歌謡を好きなのはありえないリズムでありえない歌詞だから。
なんといいますか、なんでもあり!なところがいいのですよ。
今回の第2章は「マンボ!」のことが書かれています。
戦後GHQに占領され大衆音楽は元気になる音楽中心に流行らされてきたようですが、白人種音楽を中心にもりあげられ南米の音楽はあまり記録として残されてきてないようです。
しかし、記録としては残っていないけど日本にはマンボブームという時期があった。
1950年代後半から1960年代前半。
この時代の空気をすっていないので事実を知っているのはその時代を体験した方々。
父親のもっているレコードやらテープを聞いてるとラテン系の音楽がけっこうあった。
美空ひばり 『南京豆売り』 '52.1.3 - YouTube
子どもの美空ひばりが可愛い。
PERCY FAITH - EL MANISERO 南京豆売り - YouTube
こちらが1920年代末から30年代頭にヨーロッパでヒットしアメリカでもヒットした。
で。50年代に日本へ。
マンボ №5 MAMBO №5 ペレス・プラード楽団 UPG‐0193 - YouTube
このへんなんか父親がレコードもってたかな?
Xavier Cugat's Orchestra - Taboo - YouTube
これはドリフでカトチャが「ちょっとだけよ~」に使われていたなー。
闘牛士のマンボ ~東京キューバン・ボーイズ - YouTube
これは1973年に出されたものだそうだけど、東京キューバンボーイズが結成されたのが1949年。
"HANA Hajime & Crazy Cats" - The members' solo ...
ハナ肇とクレイジーキャッツは「キューバンキャッツ」の名前で米軍キャンプをまわっていたらしい。
この章では筆者がバイーアという場所に対しての熱い思いを語っているが音楽情報はあまりでてこない。
次章は1955年から1957年のマンボブームを取り上げていてそっちのほうに曲紹介がいっぱいされている。
なのでこの章はこれにておしまい。