歌は表に出せない切なさを共感させてくれるのだろうか。「愛人」
photo by Gianni Dominici
リリース;1985
作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし
歌手:テレサ・テン
あなたが好きだから それでいいのよ
たとえ一緒に街を 歩けなくても
この部屋にいつも帰ってくれたら
わたしは待つ身の女でいいの尽くして泣きぬれてそして愛されて
時が二人を離さぬように
見つめて寄り添ってそしてだきしめて
このままあなたの胸で暮らしたいめぐり逢い少しだけ遅いだけなの
何も言わずいてねわかっているわ
心だけせめて 残してくれたら
わたしは見送る女でいいの尽くして泣きぬれてそして愛されて
明日がふたりをこわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このままあなたの胸で眠りたい尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このままあなたの胸で暮らしたい
テレサ・テンさんが亡くなられてこの5月8日が20回忌。
42歳の若さで他界されてもなお、歌は歌い継がれる。
この「愛人」という歌をどのような気持ちを押し込めながら歌ったのだろうか。
それとも共感できたからあんなに切なく歌えたのだろうか。